お中元というのはどんな意味なのか

中元というのは正しくは7月15日(陰暦)のことを言いましたが、お中元といえば現在では7月の上旬から15日までの間に贈る物、贈答のことになっています。お中元の起こりは中国にあります。中国では六朝時代(265~618年)三元という考え方が広まりました。それまで正月元日を歳の元、時の元、日の元として三元と呼んでいましたが、このころから仏教や道教の影響を受け新しい三元つまり上元(1月15日)、中元(7月15日)、下元(10月15日)の考え方が普及してきたのです。

そしてこれらの日は罪を贖う日とされ、天子へ金や物をささげて罪滅ぼしをすることが行われました。三元の中でも特に中元は、人を愛しその罪を許す神とされた地官を祭り、これが日本に伝わると同じ7月15日(陰暦)であった盂蘭盆会と重なり、いつの間にかお盆の贈り物と中元のそれが一緒になってきました。そして今日ではお歳暮と並んで近親者や世話になった人への贈答のやり取りがデパートの商戦などと絡んで、年中行事化されているわけです。中国では贖罪のための金品だったのが、日本では親しい人の間の贈答になりました。

これはお盆に祖霊、仏様に供える供物の贈答の習わしがあったからです。今のようにお中元という言葉が普及する前は、このような贈答を盆供とか盆礼と言いました。新盆の家へは灯篭や提灯、その他へはそうめんや、お菓子、果物などが贈られました。また本家、分家関係あるいは姻戚関係で散在していた一族が本家に集まり祖霊に供えるものを持ち寄ったりしたことが、贈答の始まりともいわれます。

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